【ARマーカー】 "読み込まない" をなくし、AR体験をスムーズにしよう!
こんにちは。暗素研の小笠原です。
今回は、光を吸収する黒色素材を活用したARマーカーのご紹介をします。
この記事は、作成したARマーカーが
・読み取れない、認識しないといったお悩みを持つ方向けに作成しています。
○ARマーカーを作成している方
○イベントや展示会でAR技術を用いたい方
○ARについて研究をしている方もぜひご覧ください
ARの良い点とその課題
ユーザー体験の向上や滞在時間の向上、複数個所に設置すれば回遊性の向上など、多くの効果が期待できるAR。
しかし、照明の近くや、ARマーカーの角度、屋外のような強い光がある場所でマーカーを使用する場合には、ARマーカーが反射して、認識されにくいという課題があります。
そこで私たち暗素研では、黒色素材を使用してARマーカーの課題解決に挑みます!!
ARマーカーが認識できない!4つのチェックポイント
ARマーカーを作成したのに読み込まれない!
そんなときにはこちらの4つのチェックポイントをご覧ください。
① ARマーカーとスマートフォンの角度や、スマートフォンのかざし方が適切ではなかった場合
② ARマーカーの撮影場所が暗すぎたり、明るすぎたりして白と黒のコントラストが低い場合
③ ARマーカーをラミネートしていて、光沢がある場合
④ 太陽光、もしくは工場や屋内での照明によって、ARマーカーが反射している場合
このようなARマーカーが読み取れない問題に対し、黒色素材で認識率を高めていきます!!
高いコントラストの秘密は「反射しない黒色」非光沢のキャリブレーションボードの制作も可能
ARマーカーが反応しない、読み取りにくい課題に挑戦するのはこちらの黒色素材。
その名も「ファインシャット」!
「ファインシャット」は光を吸収し、反射防止のためにつくられています。
優れた光学特性と厚み0.22mm~という驚異的な薄さの両立。
この特性を活かして、一眼レフカメラのミラーボックス壁面の迷光防止部品として採用頂いております。
右の写真は、電子顕微鏡で「ファインシャット」の表面を観察した画像です。「ファインシャット」は製品表面が微細多孔構造になっており、その凹凸構造の中に光が入り込む事によって光の吸収を行います。
そのため、「ファインシャット」に光が当たっても反射をしない "黒よりも黒い黒色" が実現可能となりました。
非光沢の2次元コードパネル、ARマーカーで、反射や光沢問題にさよならを!
完成したのがこちらの低反射ARマーカー!
究極の黒色マーカーです!
※シールタイプもございます。
→【認識率UP!】シールタイプのARマーカーで物流現場の自動化を目指そう!
他にも、低反射のキャリブレーションボードの制作も可能です。キャリブレーションボードの光沢や反射に悩まされている方はご相談ください。
↓読み取れるかどうか、試した動画です。
読み取ると、弊社を代表する黒いものが出てきます。
低反射のARマーカーは、実際にどれだけ反射をしないのか?どのくらい光を吸収して黒いのか?印刷の黒色との比較の動画もあります。
↓左側が一般的な印刷の黒色、右側が黒色素材「ファインシャット」を用いて制作した、低反射のARマーカーです。
究極の無反射の黒色をご覧ください。
超低反射のARマーカーのオーダーはできますか?
1点からのレーザーカット試作、加工が可能です。
価格の目安として、画像右のARマーカーの価格を記載させていただきます。
サイズ:200×200mm
アクリル板2mm
1枚での発注:12,000円 (+送料)
10枚での発注:一式 51,000円 (+送料)
デザインやサイズによって価格が異なります。
マーカーのデザインなどをご相談いただき、お見積りを作成いたしますので下記のメールアドレスまでご連絡ください。
Mail : kopro@koyo-orient.co.jp
●シールタイプのARマーカーもあります。
裏側に粘着テープがついているので設置を気軽に行うことができます。
下地がアクリルパネルよりも安価なことも特徴です。
↓参考記事はこちらになります。
【認識率UP!】シールタイプのARマーカーで物流現場の自動化を目指そう!
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