【誰でも簡単に手に入る】光吸収素材で作る無反射部品はいかがですか。

こんにちは。

暗素研 社員Aです。

 

今回は、産業用途での「レーザー加工サービス」に関するブログです。

業務において光に起因する反射問題を抱えていらっしゃる方必見です!

是非ご覧ください。

黒色製品のサービス紹介

弊社では小ロットや短納期の部品試作に対応するため、レーザー加工機やプレス機によるカットサービスを行っております。

今回紹介するレーザーカッターによるサービスにて作製できるものは

・レーザーカット部品

・マーカー式AR

この二種類を皆さまにご利用いただいております。

レーザーカット部品

ファインシャット」を使用し、弊社保有レーザー加工機でカット。

皆さまのニーズに合わせた形でレーザーカット部品の加工をおこなう事が可能です。

材質はエーテル系ポリウレタンの発泡素材です。

弊社黒色製品の中では耐接触性が高く、触ることでの光学性能の劣化が少ない素材となっております。

粉塵も少なく、厚みも0.2mm,0.4mm,0.8mmと薄く、光学機器の内部部品用素材として使用されております。

MOQは無く、1点からでも作製は可能となります。

無反射マーカー

白色のアクリル板にファインシャットを貼り合わせとレーザー加工をおこなう事で作製する弊社の「無反射マーカー」です。

ファインシャットを黒色部分として使用しているため、一般的に印刷したマーカーに比べ読み取り精度が良くなります。

 

参考として下記の動画をご覧ください。

 → (ダークレリーフ 光陽オリエントによる無反射黒色パネルのご紹介

 → (無反射マーカー紹介動画)

 

実際の現場で使われております。XY加工精度は±0.2以内とお考え下さい。

複雑な形状を頼まれる場合には別途お見積りに公差を記載させていただく場合がございます。

 

弊社製品の「太黒門」「近赤外吸収植毛布」「無反射植毛布」などのカットも

簡単な長方形や円形のものであればお受けすることは可能です

(ただし植毛布である関係上、XY加工公差は±1.0mm程となります。)

過去に納入実績もございます。

 

レーザー加工の欠点として端面周辺、および離型紙部分にススが付着いたします。

その点はご容赦下さい。

 

その他、弊社テープ以外に使用したいテープやフィルムを組み合わせることも可能です。

・塩素の含まれていない材料であれば可能です。

・お互いに分からない材料の場合にはSDSの提出をお願いいたします。

何でもご相談下さい。

 

余談ですが、より多くの皆様に喜んでいただけるよう、現在シールタイプでの無反射マーカーを開発中です。

そこで業務の中でARマーカーを使用されている皆様にお願いしたいことがございます。

シールタイプの無反射マーカーを使用していただき、マーカー認識の評価や使用した際の感想や作業内で「もっとこうした方が使いやすいよ!」といった改善点などご意見をいただきたく存じます。。

お力を貸していただける方はサンプルを作製してお送りさせていただきます。ご連絡お待ちしております。

(お手数をおかけしますが、その際には寸法の図示をお願いいたします。)

※最大サイズは□400mmとなります。

実際の使用事例

弊社レーザーカット部品は光学機器の内面への使用に多く採用頂いている性質上中々ご紹介するのが難しいんです・・・・・・。

ですが今回は「ロボットアーム位置補正の認識マーカー」として機械表面に貼り付けてご使用していただいている

株式会社TAKISAWAさまの一例をご紹介いたします。

 

※なお掲載許可はいただいております。

製品動画 → (TAKISAWA ロボットシステム TR-10W)

 

こちら「TR-10W」という手押し台車式のロボットに導入いただいております。

 

なるほど・・・

ティーチングレスシステム「TR-AIDX」2Dカメラ位置補正機能にレーザー部品が使用されている。

機械に搭載されている2Dカメラで工作機械に設置したマーカーを読み取り、

ロボットと工作機械の位置関係を3次元補正することで「TR-10Wの設置位置」が変わっても再ティーチングが不要になる

とのこと。

 

実際に弊社ファインシャットのレーザー部品を採用頂いていた理由について教えていただいたところ

「一般的なマーカーでは周囲環境の変化(工場照明や西日等)でシールが反射して上手く撮像出来ないケースがありました。

しかし、貴社製品では光が吸収され明確にマーカーの輪郭が撮像できるため、採用させて頂いております。」

とのご回答をいただきました。

 

弊社 光吸収素材のファインシャットという所で採用されたレーザー部品。弊社無反射素材の使い方は皆さん次第!という事です。

 

労働力不足や後継者不足に悩まされている製造業。

協働ロボット導入での生産自動化は省人化、労働環境の改善、生産性の向上などに繋がります。

その中で更にティーチングレスシステムを構築した株式会社TAKISAWAさま。

旋盤加工のお仕事をされている方は是非導入を検討してみてはいかがでしょうか?

 

気になるTR-10W、株式会社TAKISAWAさまの情報をご確認ください!

TR-10Wの内容詳細はこちら

株式会社TAKISAWAさまに関してはこちらから

 

株式会社TAKISAWAさまのご紹介。

1922年(大正11年)、株式会社TAKISAWAは工作機械の原点とも言われる「旋盤」メーカーとして誕生しました。

そして創業以来100年にわたって、TAKISAWAは専業メーカーとして工作機械をつくりつづけています。

現在の主力製品であるCNC旋盤、マシニングセンタ、普通旋盤といった単体機械から

自動化ラインのFAセル、FAシステムまで多様なニーズに応えるワイドな機種揃えとスピーディーな技術・サービス対応で幅広く活躍しています。(HPより)

 

最後に、掲載許可をいただいた株式会社TAKISAWAさま ありがとうございました。

ご注文の前に要確認!

ファインシャットページ中段ほどにエクセルの「レーザーカット計算シート」がございますので使用用途に合わせて

お好みの厚さ・黒さをお選び下さい。

レーザー加工費用の概算は、下記エクセルファイルをダウンロードの上、赤枠内に素材と部品外形寸法を記入頂ければ

簡単に計算することが出来ます。ただし形状によって費用が変わります。正式お見積りは図面を頂いてからの回答となります。

よろしくお願いいたします。

部品およびマーカー式ARの作製に関して

PDF、DXF形式ファイルもしくは他形式のベクターデータ、もしくは寸法の図示をお願いしております。

 

寸法や作製したい形がわかるものであれば手書きでも構いませんが、

お互いの認識ズレが起きないように少々スリ合わせのお時間が発生いたします。

その点ご了承ください。

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Mail: kopro@koyo-orient.co.jp