みなさま、こんにちは。世界をもっと面黒く、暗素研のサクライです。
今回は、常に黒について考えている弊社が、世の中にある黒い紙の黒さを測定し、一番黒い紙を決定していきます。
世界一のブラック企業を目指す私たち暗素研ですが、世の中のさまざまな黒に興味がありアンテナを張って日々研究しています。
そんな私たちのもとに、印刷業界の関係者から「プライク ブラック」という、とっても黒い紙があるという情報が入りました。そのような黒いものがあるなら調べないわけにはいかない、ということで調査を進めますと、黒い紙として有名なものは、「プライク ブラック」、「NTラシャ 漆黒」、「OK ACカード まくろ」という3つのものがあることが分かりました。早速入手してみましょう。
また皆様が簡単に入手できる黒い紙の基準がないかと思いまして、ダイソーの黒画用紙も準備しました。これら全4種類の黒い紙で、黒さ比較をしてみました。
入手した黒い紙、4種類
入手した黒い紙の種類は以下の4種類
①プライク ブラック:両面マットでしっとりとした質感の高級紙。光の反射が少ないため、深い黒を表現することが可能
②NTラシャ 漆黒:1949年誕生。日本のファインペーパーのパイオニアかつスタンダードとして定着しているNTラシャの漆黒
③OK ACカード まくろ:スタンダードかつ最高クラスのスペックを誇るカラーペーパー「OK ACカード」のまくろ
④ダイソー 色画用紙 くろいろ:手に入りやすいダイソーの色画用紙のくろいろを比較対象として準備
黒い紙、外観
まずこれら4種類を並べて見てみましょう。
ダイソーの画用紙と比べると他の3種類が黒いことが写真でもわかると思います。
しかし、今回きっかけとなった「プライクブラック」、ダイソーの画用紙と比べると確かに黒いのですが、「OK ACカード まくろ」も同じくらい黒くみえました。さらに、この4種類のなかでは「NTラシャ 漆黒」が肉眼では、一番黒いようにみえました。
可視光反射率の比較
目で見ただけでは客観的な黒さはわからないということで、社内装置で反射率を測定してみました。結果は下図の通り。
「NTラシャ 漆黒」が可視光での平均反射率3.35%で最も黒い結果となりました。「ダイソー色画用紙 くろいろ」が6.02%ですので約半分くらいの反射率です。かなり黒いですね。
「プライク ブラック」も「OK ACカード まくろ」も可視光での平均反射率は4%くらいだったのでダイソーの色画用紙と比べると黒いものの、「NTラシャ 漆黒」が頭一つ抜けて黒い結果でした。
というわけで、ブラック企業認定世界一黒い紙決定戦、暫定一位は「NTラシャ 漆黒」でした。さすが長い歴史のあるファインペーパー、黒さも素晴らしいものでした。暫定とさせていただいたのは、今回弊社調べで国内4種類の黒い紙を候補として比較したものの、ほかにも黒い紙があるかもしれないと思うからです。世の中にもっと黒い紙があるよという情報がありましたら是非教えてください。
最後に
最後に今回黒い紙暫定一位になった「NTラシャ 漆黒」と弊社の黒色素材ファインシャットSPを並べた画像をどうぞ。
いかがですか、ファインシャットSP黒くないですか。もちろん素材が違うため単純な比較はできませんが、こと、黒さにおいては弊社の黒がすごいことがお分かりいただけると思います。紙のようにカットや貼り付けが容易なファインシャットSP、この黒さで光学機器の迷光防止などにご使用いただいています。極グレードや極XXグレードはさらに低反射。他にも世界一黒い水性アクリル塗料「真・黒色無双」や世界一黒い布「太黒門」など、飛び切りの黒を取り揃えております。ぜひ弊社の黒をご検討ください。
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