世の中には、さまざまな種類のペンがある
前回世界一黒い油性ペン決定戦を開催した、われわれ暗素研ですが、その過程で一言にペンといっても様々な種類があることを学びました。インクによって書く物の総称であるペン。長い歴史の中で様々なタイプのものが開発されてきました。つけペン、フェルトペン、ボールペン、万年筆。インクも様々です。溶剤が油性のもの、水性のもの、ゲルのもの。さらにそこに色材が顔料だったり染料だったり。フェルトペンにもペン先の種類がフェルトだったり合成繊維だったり合成樹脂だったり。フェルトペンの中の構造も中綿式だったり直液式だったり、直液式でもジャバラ式やバルブ式があるとのこと。他にも世の中にはわれわれの知らない種類のペンがあることでしょう。
世界一黒いペン、作ってみた
無限に思えるペンの種類の中で、油性マーカーというくくりの中で世界一黒いものとして紹介させていただいたタミヤさんの「ペイントマーカー XF-1 フラットブラック」。また、世界一黒いゲルインキボールペンとしてギネス世界記録に認定された三菱鉛筆さんの「uni-ball one(ユニボールワン)」。万年筆用インクとして究極の黒を目指して開発されたPLATINUMさんの水性顔料インク「超黒」。などなど世の中に黒いペンはいろいろありますが、われわれの誇る世界一黒い水性アクリル塗料「真・黒色無双」を使ったらすべてのペンの中で一番黒いペンができるのではないかと考え試行錯誤した結果、とうとう世界一黒いペンを作ることができましたので、作り方を紹介させていただきたいと思います。
材料・道具
世界一黒いペンを作る方法
では世界一黒いペンの作り方をご紹介していきます。
①真・黒色無双を10g、紙コップにスポイトで取ります。
② そこへ新しいスポイトを使って4gの水を滴下、良く混ぜます。(混ぜる水の量は微調整してください。ペンから液が出にくい場合やカスレが発生する場合は若干水を多めに、黒さが薄い場合は若干水を少なめにしてください)
③混ぜたインクを10gくらい東山 詰め替えペインター6mm芯に入れ、バルブを押し込みます
④芯とホルダーキャップをセットしてよく振ります。
⑤芯を数回押し込み、インクを出して世界一黒い線を引きます。
⑥一時的な保管にはキャップを閉めてください。
注意点
実際に作ってみて感じた注意点は以下の通り
・東山 詰め替えペインター6mm芯の注意書きをよく読んで作製してください。
・使用前にはよく振って内蔵の攪拌球でインクをよく混ぜてからご使用ください。
・長期保存は推奨されておりませんので、使い終わったら液を出して洗浄してください。放置しておくと顔料が沈殿します。
・芯を押し込んで十分液が出ているのにかすれるようになってきたら、芯を交換してください。
・交換した芯は洗浄することで再利用できます。
・芯の乾燥にもご注意ください。
・塗膜の強度は非常に低く、軽い接触でも光沢の発生や塗膜の剥がれが発生します。
ペン先から暗黒を生成
作ってみた黒色無双ペンで線を引いてみました。
まるでペン先から暗黒が生まれているかのような気分になります。
世界一黒いペン、頂上決戦!
世界一黒いゲルインキボールペンとしてギネス世界記録に認定された三菱鉛筆さんの「uni-ball one(ユニボールワン)」。こちらと今回作った黒色無双ペンで、世界一黒いペン頂上決戦を行いました。それぞれ、名刺サイズのマット紙に隙間がないように塗り、黒さを比較します。
まず、ユニボールワンの光吸収率は97.9%でした。これはタミヤさんの「ペイントマーカー XF-1 フラットブラック」の97.3%よりも黒く、ギネス記録のすごさを感じさせます。
対して、黒色無双ペンの光吸収率は驚異の98.8%!ユニボールワンより黒い黒色無双ペン、これは世界一黒いペンと言ってもいいのではないのでしょうか。
まとめ
ということで、われわれ暗素研の真・黒色無双と、東山さんの詰め替えペインター6mm芯の悪魔合体によって誕生した世界一黒いペン、黒色無双ペン。ぜひみなさんも一度作ってみて、その黒さを体感してください。
それでは今回はこの辺で。
暗素研のサクライでした。
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