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暗素研
について
私達は埼玉県上尾市で活動する、暗素研(運営:光陽オリエントジャパン株式会社)という組織です。光吸収特性をもつ黒色素材を専門的に取り扱う社内ベンチャーとして、2018年より活動を開始しております。
黒色素材を軸とした開発、製造、用途に応じた製品化を行い、次の2つの価値を提供しております。
光の反射に起因する問題の解決
美しい黒色表現の提供
本ページでは、黒に特化した「ブラック企業」、暗素研のご紹介をさせていただきます。
新しい製品のアイデアが浮かんだとき。
素晴らしい製品や技術に触れたとき。
製品が人の心を動かす作品になったとき。
お客様の問題を解決し感謝の言葉を頂いたとき。
広くものづくりに携わる中で出会う、興奮にも似た心の高鳴り。
これを「喜び」という言葉で表現し、何よりも大切にしております。
日本が世界に誇れることの一つは「ものつくり」です。
ものつくりを通した喜びを世界に届け、より楽しく豊かな未来を築いていきましょう。
光の反射に起因する問題の解決
それが、私たち暗素研が産業用途で提供する価値です。
光の反射による課題
太陽光や照明の反射は、時に視界を妨げ(ダッシュボードの映り込みなど)、また撮影や観測のノイズ(ゴースト・フレア)となる問題を引き起こします。
暗素研による解決策
私たちは光をほとんど吸収する黒い素材を使用することで、こうした不要な反射を抑制。クリアな視界やノイズのない映像を提供し、問題を解決します。
応用例:高認識QRコード・ARマーカー
昨今普及する二次元バーコードですが、太陽光などの強い光が当たると、反射で黒い部分が白飛びし、データを認識できなくなる問題がありました。
私たちは光吸収素材を応用し、どのような光環境でも黒を黒として正確に認識できるマーカーを提供。屋外用のARマーカーやキャリブレーションボードとしても活用されています。
産業用途以外では、アーティストやクリエイターの皆様に対して、黒を活用した新しい表現を提供しています。
例えば弊社の世界一黒い塗料「真・黒色無双」を活用することで、プラモデルに擬似的な穴を開ける表現や、支持体を背景に溶け込ませて物体を浮遊させる表現、さらには地面に異次元の穴を出現させたかのような表現も可能になります。
製品・サービスを届ける3つの取り組み
良い製品と、その製品を本来必要とする開発者やクリエイターの間には、お互いのマッチングを妨げる3つの問題があると考えています。
周知の問題
製品の存在を知らない
有用性を理解できない
入手の問題
最小ロットが大きい
商流が複雑
活用の問題
素材の加工方法が不明
活用ノウハウの不足
私たちはこの問題を解決するために、次の3つのことに力を入れています。
メディア機能による発信
・ SNS等でエンタメコンテンツを発信
・ 製品の面白さ・可能性を広く訴求
EC販売と小ロット展開
・ A4サイズ1枚からの小ロット販売
・ 自社ECやAmazonで世界60カ国以上へ
素材の加工とワンストップ対応
・ 提案から設計、加工、貼付まで一貫対応
・ 1個からのオーダーメイドにも対応
これらの取り組みによって、お客様の問題の解決を迅速かつ手軽にご提供できるよう努めております。これからも「ブラック企業 暗素研」をどうぞよろしくお願いいたします。
保有設備
レーザーカッター
Trotec Speedy 400
高精細なカットや彫刻を実現するレーザー加工機です。
ラミネーター
素材の表面保護や質感の変更に利用します。
画像寸法測定器
キーエンス LM-1000
非接触で高精度な寸法測定が可能です。
デジタルマイクロスコープ
キーエンス VHX-7000
微細な表面構造の観察・解析に使用します。
ポータブル測色計
コニカミノルタ CM-25d
物体の色を数値データとして正確に測定します。
紫外可視近赤外分光光度計
日本分光 V-780
光の反射率や透過率を波長ごとに精密に測定する装置です。

