無反射植毛布NF
SKU: F5NA40000
※2025/6/4 無反射植毛布 臭気改善品への変更お知らせ
この度無反射植毛布のパイル粘着剤を変更し、成分にホルマリンを含まない、かつ不快な臭いが大幅に低減された製品へと改善いたしました。改善後の製品は、識別のためラベル製品名が「無反射植毛布NF(=ノンホルマリン仕様)」となります。本改善にともなう光吸収性能、および物性的な変化はございません。
より安全に、かつ扱いやすくなった本製品をどうぞよろしくお願いします。
もし従来の製品をお求めの方は個別対応をさせていただきますので、「お問い合わせ」よりご連絡くださいませ。
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無反射植毛布NFは非常に高い光吸収性能とコストパフォーマンスを両立させた、起毛布タイプの光吸収素材です。安価でありながら無反射の黒色を得られるため、写真撮影の背景や装飾部材として最適です。
起毛布特有のパイル落毛がございますので、光学機器の内部部材など、クリーン度が要求される場所にご使用の場合は弊社のスポンジタイプの光吸収素材「ファインシャットシリーズ」の方をご検討下さい。
素材構成
レーヨン基布 / ナイロンパイル
(のり付き仕様はレーヨン基布の裏面にアクリル粘着層)
厚さ
0.9mm ± 0.2mm
原反サイズ
W950mm x L20m
規格カットサイズ
A4サイズ
950 x 400mm
950mm x メートル単位の切り売りにも対応
送料
m単位切り売り 1980円
950 x 400mm 1100円
A4サイズ 440円
m単位切り売りを選択した場合、ご注文数量=シートの長さ(m)になります。(例 :注文数3 = 3mロール1巻)。

撮影背景から簡易暗室まで、手軽に実現
無反射植毛布NFは、優れたコストパフォーマンスを誇る光吸収素材です。安価でありながら、可視光(550nm)における光吸収率99.7%という高い性能を実現。
※反射率・吸収率は、外部試験機関で測定した全反射率(全半球反射率)の代表値です。積分球付き分光光度計(SolidSpec-3700DUV)・入射角8°・JIS Z 8722準拠。吸収率は100%から全反射率を差し引いた値です。
撮影背景や簡易暗室など、広い面積での反射対策に最適で、大手カメラメーカーの撮影現場にも採用実績がございます。
このたび粘着剤の仕様を改善し、ホルマリンを含まず不快臭を大幅に低減した「NF(ノンホルマリン)仕様」へとリニューアルしました。性能はそのままに、より安全・快適にご使用いただけます。
グラフにカーソルを合わせる(スマホはタップ)と、その波長の反射率が表示されます。横にドラッグすると拡大できます。凡例を押すと線の表示・非表示を切り替えられます。縦軸は対数目盛です。
反射率は外部試験機関で測定した全半球反射率(入射角8°・JIS Z 8722準拠)の代表値であり、保証値ではありません。250~2500nmを5nm刻みで測定した実測データのうち、250~1500nmを25nm間隔で描画しています。
この分光反射率グラフが示すように、無反射植毛布NF(黄色線)は、可視光域において驚異的なコストパフォーマンスを発揮します。
可視光域では、上位のファインシャットSP(灰色線)よりも低い反射率を達成しています(550nmで NF 0.3%、ファインシャットSP 1.2%)。一方、700nmを超えると反射率が大きく上がります(950nmで10.0%、1500nmで43.7%)。
「可視光」に性能を特化することで、圧倒的な低価格と高性能を両立した製品です。
※近赤外域の光は吸収しにくいため、一部のカメラでは赤みがかって写る場合があります。近赤外光の吸収が必要な場合は「ファインシャットシリーズ」及び「近赤外植毛布 IR1500」をご検討ください。
弊社の無反射黒色製品を見た目の黒さで比較した動画です。人間の目で最も感度が高い、波長550nm(緑の光)での全反射率で比較しますと、
- 真黒色無双(筆塗り)/ 1.0%
- 真黒色無双(エアブラシ砂吹き)/ 0.6%
- 無反射植毛布NF / 0.3%
- 特級暗黒布太黒門 / 0.1%
となります。それぞれの素材で使用用途が異なりますので、詳しくはこちらの「反射防止素材の選び方」をご覧くださいませ。
「黒い布は光を吸収する分、熱くなって車内温度が上がるのでは?」
これは、多くのお客様が抱かれる当然の疑問です。
その不安を解消するため、サーモカメラを使って、布を敷いた場合とそうでない場合のダッシュボード表面温度を比較検証しました。
結論は「大きな差はなし」。動画でその驚きの結果と、なぜそうなるのかをご確認ください。これで、安心して無反射植毛布の優れた防眩性能をご活用いただけます。
優れたコストパフォーマンスの秘密
レーヨン織物の基布にナイロンパイルを静電植毛し、光を効率的に吸収する立体的な表面を形成。このシンプルな構造により、コストを抑えながらも高い無反射性能を実現しました。
高い加工性
基布が布地のため、裁ちばさみやロータリーカッターで裁断でき、縫製も可能です(一般的なカッターナイフはおすすめしません)。「のり付き」タイプなら、シールのように手軽に貼り付けられます。
映り込みの違いを写真で比較

車のダッシュボードへのフロントガラスの映り込み対策にもご使用いただけます。
※この写真は素材の防眩性能を示す一例です。本製品は、自動車の内装材に求められる難燃性の安全基準などは満たしていないため、お客様ご自身の責任においてご使用ください。
| 構成 | レーヨン基布 / ナイロンパイル ※のり付き仕様は裏面にアクリル粘着層 |
|---|---|
| 厚さ | 0.9mm ± 0.2mm |
| 有効幅 | 製品の端から約20mmは、製造上の都合で植毛のない部分やパンチ穴があります。有効幅は950mm以上とお考えください。 |
| 規格サイズ | ・A4サイズ ・950mm x 400mm ・950mm x 20m (原反) ・950mm x メートル単位 (切り売り) |
| 環境規制 | ・RoHS:適合(粘着剤なし・あり) ・REACH(SVHC):適合(粘着剤なしの布地) 第三者試験機関による試験(2024年12月)。粘着剤ありのアクリル系粘着剤層は、REACH(SVHC)の試験を個別には行っていません。 |
技術データ(代表値)
| 項目 | 値 | |
|---|---|---|
| 全反射率(%) | 550nm | 0.3 |
| 950nm | 10.0 | |
| 1500nm | 43.7 | |
| 光吸収率(可視光域) | 99.7% | |
| 光沢度(%)JIS Z 8741 準拠 | 20° | 0.00 |
| 60° | 0.00 | |
| 85° | 0.10 | |
| 表面抵抗率 | 絶縁 | |
| 総厚 | 0.9mm | |
| 摩擦堅牢度JIS L 0849:2013 摩擦試験器Ⅱ形 | 乾燥 | 4級 |
| 湿潤 | 2-3級 | |
| 植毛強さ | 1500回以上 | |
| 引裂強さJIS L 1096:2010 ペンジュラム法 | たて糸 | 34.3N |
| よこ糸 | 24.7N | |
| 破裂強さJIS L 1096:2010 ミューレン法 | 1250kPa | |
| 耐接触性 | 〇 | |
| 耐水性 | × | |
| 発塵少なさ | × | |
※代表値であり、保証値ではありません。全反射率は外部試験機関で測定した全半球反射率(入射角8°・JIS Z 8722準拠)。評価:〇=適する △=条件により注意 ×=適さない。詳しくはテクニカルデータシート(カートボタンの下からダウンロード)をご覧ください。
施工の前に知っておいていただきたいこと
- 水濡れ:濡れて寝た毛は、乾いても戻りません。
- 発塵:当社の布・シート製品の中で最も発塵が多い素材です。クリーンルームや精密機器の内部には向きません。
- 静電気:絶縁性で、帯電しやすい素材です。
- 近赤外:700nm付近から反射率が上がります(950nmで10.0%、1500nmで43.7%)。


メンテナンス
基布のシワ、折り目、パイルの毛倒れは、スチームで修正できる場合があります。
(※アイロンが直接生地に触れないよう、ご注意ください)
「複雑な形状で、自分で加工するのは難しい…」
そんなお客様の声にお応えするのが、当社のカット加工サービスです。
ご希望の形状に、レーザーやプロッターで精密加工してお届けします。設計データをご用意いただくだけで、1枚の試作から量産まで、最高のパフォーマンスをお約束します。

この製品の耐熱温度はどのくらいですか?
回答:明確な耐熱温度の規格はございませんが、実績として60℃〜80℃程度の環境下で問題なくご使用いただいているケースが多くございます。ただし、これは保証値ではございませんので、事前にサンプルでのご確認をお願いいたします。当社の検証(外気27℃、直射日光に1時間)では、何も敷かないダッシュボードの表面が65.4℃、NFを敷いた場合が66.9℃で、差は1.5℃でした。
標準規格以外のサイズや、複雑な形状でのカットは可能ですか?
回答:はい、可能です。本ページでご案内している「カットサービス」をご利用いただくことで、お客様の設計データに基づき、1枚の試作から量産まで、ご希望の形状に精密加工してお届けします。
のり(粘着剤)なしの製品はありますか?
回答:はい、ございます。本製品には、裏面に粘着剤が付いた「のり付き」タイプと、粘着剤が付いていない「のり無し」タイプの両方をご用意しております。価格表をご確認の上、ご希望のタイプをお選びください。
特級暗黒布 太黒門とは、どう違いますか?
どちらも可視光向けの布ですが、価格と黒さのバランスが違います。NFは550nmで反射率0.3%。価格が手ごろで、切りやすく扱いやすいのが特長です。太黒門は約0.1%とさらに黒い一方、価格は高めです。いちばん深い黒が必要なら太黒門、費用や扱いやすさを重視するならNFをおすすめします。
近赤外吸収植毛布IR1500やファインシャットとは、どう違いますか?
NFと太黒門は可視光向けで、700nm付近から反射率が大きく上がります。IR1500は近赤外(2500nmまで)でも反射を低く抑えるように作った植毛布です。ファインシャットは発塵がとても少ない発泡ポリウレタンのシートです。LiDAR・赤外線カメラ・近赤外センサーを使う用途や、クリーンルーム内で使う場合は、そちらをおすすめします。
クリーンルームや、ほこりを嫌う機器に使えますか?
おすすめしません。外部試験機関の発塵試験で、接触や衝撃を与えたときの発塵量が、当社の布・シート製品の中で最も多い結果でした。クリーンルーム、精密光学機器、ほこりを嫌う装置の内部には、ファインシャットをおすすめします。
静電気対策になりますか?
なりません。表面抵抗率は絶縁の範囲で、帯電防止の処理はしていません。帯電のしやすさ(摩擦帯電圧・帯電の半減期)も、当社の布製品の中で最も高い結果でした。静電気を嫌う電子部品や精密機器の周りには、ファインシャットや太黒門のほうが向いています。
水に濡れても大丈夫ですか?
いいえ。濡れると毛が寝てしまい、乾いても元に戻りません。跡はほぼ消えないため、水に触れる場所での使用や水洗いはおすすめしません。
難燃性はありますか?
ありません。難燃の認定は受けておらず、火が直接触れると燃えます。ろうそくやたばこなど、火の気のあるものから離してお使いください。
車のダッシュボードに敷いてもいいですか?
ダッシュボードの形に切って敷く使い方は多く、当社の検証でも温度の上がり方はわずかでした(耐熱温度の質問をご覧ください)。ただし、車の内装材としての安全認証は受けていないため、お客様ご自身の判断と責任でのご使用となります。センサー、エアバッグの展開部、エアコンの吹き出し口はふさがないでください。
サンプルはありますか? 大量に買う場合は?
無料サンプルはお配りしていませんが、A4から少量で買える規格カットサイズをご用意しています。大量のご注文や原反でのご購入は、用途や数量をお知らせのうえ、お問い合わせください。
記載されている反射率・吸収率は保証値ですか?
記載の数値は外部試験機関での測定による代表値であり、すべてのロットで保証される値ではありません。植毛品や塗料は製造上のばらつきが避けられず、測定条件(波長・入射角・測定器)によっても値は変わります。受入検査の判定基準としてお使いになる場合は、条件を取り決めさせていただきますので、事前にご相談ください。
製品に関するご質問や、在庫状況、お見積りのご依頼など、お気軽にお問い合わせください。








