暗黒の力「太黒門」を試す!ホログラムの黒背景比較実験
みなさん、こんにちは。
事業部内 紅一点のカワサキです。
自作ホログラムに挑戦しようとしている皆さん、
このブログでは、背景素材の違いによる投影効果を比較してみたのでぜひ参考にしてみてください。
今回、背景素材として使用したのは 黒画用紙と、世界一黒い布「太黒門」です。
※このブログ内でいう「ホログラム」は
「ペッパーズゴースト」という投影技法をつかった疑似ホログラムです。
ホログラム(ペッパーズゴースト)の仕組み
今回つくるホログラム、正式には「ペッパーズゴースト」という投影技法です。
これがどのような仕組みかというと、
透明な板を45度の角度で設置し、その板に物体や画像を反射させます。
この反射像をみて、あたかもそれが目の前に浮かんでいるように錯覚する視覚トリックです。

【ペッパーズゴースト】
19世紀にジョン・ヘンリー・”ペッパー”が開発した視覚トリック。
ペッパーは、技術者ヘンリー・ダークスのアイデアを改良し、透明な板に像を反射させることで”幽霊”のような効果を実現。
1862年ロンドンで初めて披露され大きな話題を呼び、今でもテーマパークや博物館など、さまざまな場面で利用されている。
世界一黒い布「太黒門」vs「黒画用紙」
反射像をしっかりと浮かび上げるためには背景ができるだけ光を吸収し、反射を抑える必要がある…
背景が黒い方が投影された映像がよく見えるはず…!
ということで、背景の左側を 世界一黒い布「太黒門 」、右側を「黒画用紙 」にして投影ボックスを製作しました。


投影してみます……
ドン!!!

想像以上に 明らかな差が出て驚き!こんなにも違うとは思いませんでした…!
■実験結果■
【太黒門】
反射がほとんどなく、反射像が非常に鮮明に浮かび上がりました。
背景が暗黒であるため反射像が一層際立ち、よりリアルで迫力のあるペッパーズゴーストができました。
【黒画用紙】
それなりに光を吸収しましたが若干の反射もあり、反射像がやや薄れてしまいました。
■まとめ■
今回の比較で、光を吸収する素材を背景に使用することで反射像が鮮明になることが分かりました。
自作ホログラムを製作の際は、太黒門のような高性能な背景素材を使うことをお勧めします。
他の画像でも見え方の違いをご確認ください。




