Xの投稿がきっかけ――北里大学×クオラス×暗素研、学生と考えた黒を活かした文具

暗素研の「黒」は、企業・研究機関だけでなく、これから社会に出る学生の皆さんの学びの場でも活かされています。
今回は、大学・企業・暗素研による産学連携の取り組みをご紹介します


こんにちは。暗素研の小笠原です。

この記事の内容

クオラス様との出会いをきっかけに、北里大学 半田知也教授、そして学生の皆さんと、暗素研の黒い素材を活かした新しい文具・デスクアイテムづくりにご一緒させていただきました。当日の様子と、皆様への感謝をこめてこの記事をお届けします。

■ はじまりは、1つのX投稿から

今回の産学連携のきっかけは、企業のプロモーションやブランディングなどを手がけているクオラス様が暗素研のX(旧Twitter)の、ある投稿を見てくださったことでした。

暗素研のX投稿。光を吸収する無反射定規と印刷された定規を比較し、反射を抑えると人にも撮影時にも数値や目盛りが読み取りやすくなることを紹介している

こちらは、暗素研が投稿した、「光を吸収する定規をつくりました。」
という無反射定規の紹介投稿です。
印刷された定規と無反射定規を並べ、反射を抑えることで人にも撮影時にも数値や目盛りが読み取りやすくなる、という内容です。

この「見やすさ」への着眼点に興味を持ってくださったのが、クオラス様でした。
ちょうどその頃、子どもの弱視や視力向上への認知を広げるプロジェクトに取り組まれていたクオラス様から、
よく見える文房具の開発を一緒に形にできないかとご連絡をいただいた、というのが今回のご縁のはじまりです。

そこから、北里大学 医療衛生学部 視覚機能療法学専攻の半田知也教授をご紹介いただく形で、一緒に取り組ませていただくことになりました。


半田教授は、視覚科学・眼科学を専門とし、医療だけでなくスポーツなど、さまざまな分野と連携しながら"眼"の可能性を社会に広げる研究に取り組まれています。
クオラス様と半田教授は、クオラス様が発信し、半田教授が監修する形で、視力検査アプリ「へんしん!にんじゃくし」 を共同でリリースされています。

今回は「世界一黒い黒」を手がける暗素研が加わる形で、半田教授のゼミの学生の皆さんと一緒に、新しい文具・デスクアイテムの開発に挑戦することになりました。

この取り組みは、北里大学のオウンドメディア「KITASATO PARK」の記事でも紹介されています。

👉 KITASATO PARK:ゲームも、スポーツも、「眼」からはじまる――研究室を飛び出した視覚科学とものづくり

■ 学生の皆さんが暗素研を訪問、プレゼンテーションを実施

暗素研のオフィスで、画面の前に着席する半田教授と学生の皆さんの様子。画面には「黒を活かした文具&デスクアイテムの提案」というプレゼンテーションのタイトルが表示されている

半田教授や学生の皆さん、そしてクオラス様に暗素研のオフィスへお越しいただき、これまで検討を重ねてきた提案をプレゼンテーションしていただきました。

暗素研の光を吸収する素材が持つ特性と、目について学ぶ学生たちの視点を掛け合わせることで、何か新しいものが生まれるのでは ないか——

身の回りの文具にひそむ小さな不便さに、暗素研の黒い素材でどう応えられるか。
学生の皆さんならではの着眼点が随所にちりばめられた企画で、私たちも聞き入ってしまう時間になりました。

当日までに何度も練り直したであろうスライドと試作品を携えて、学生の皆さんは堂々と発表してくださいました。
発表後、暗素研のメンバーは実際に試作品を手に取り、素材の使い方やアイデアの着眼点などを一つひとつ確認しながら意見交換をしました。


同じ会議室の様子。手前の座席にはクオラス様と暗素研のメンバーが着席している

座席手前にはクオラス様と暗素研のメンバー

■ 実務の視点から、感じたこと

暗素研事業部長の清藤が、学生の皆さんの発表に対して感想やアドバイスを伝えている様子

プレゼンテーション後には、暗素研 事業部長の清藤からも講評をさせていただきました。
学生ならではの発想を評価しつつ、実務の視点から率直な感想やアドバイスをお伝えしました。
学生の皆さんにとって、新鮮な経験になることや、何か得るものがあれば幸いです。

■ おわりに

暗素研のパンフレットと、無反射定規などの製品が並べられている様子

研究・提案の具体的な内容については、現時点では知的財産に関わる部分もあるため、詳しくお伝えできないことも多くあります。
進展があった際には改めてご紹介したいと思います。

もともとは、クオラス様が暗素研のX(旧Twitter)の投稿に目を留めてくださったことから始まったご縁でした。
そこから半田教授、そして学生の皆さんと研究をご一緒できる機会にまで広がったことを、私たち自身、とても嬉しく思っています。
暗素研の「黒」が、企業間の連携だけでなく、こうした学びの場でも新しいアイデアの種になれたのであれば、これほど嬉しいことはありません。

クオラス様、半田知也教授、そして素晴らしい提案をお聞かせくださった学生の皆様、このたびは貴重なご縁と機会をいただき、誠にありがとうございました。


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