【撮影の悩み解決】フォトスポット背景のグレーっぽさを黒背景で一掃。編集作業も削減【DIC株式会社 Radilys事例】

撮影 : DIC株式会社 Radilys
■ 暗素研ユーザー訪問記 CASE 002
「DIC株式会社様 Radilys」
フォトスポットの課題を黒背景で解決
暗素研の「黒」は、どんな現場で活躍しているのか。
実際にご使用いただいているユーザーを訪問・取材し、その声をお届けします。
こんにちは。暗素研の小笠原です。
今回訪問したのは、生花を発光させる技術「Radilys(ラディリス)」を展開されているDIC株式会社様です。
Radilysの背景に、暗素研の黒い素材をご活用いただきました。
「発光する花」という唯一無二の技術と、「無反射の黒」という暗素研の技術。
この二つが組み合わさることで、どんな撮影現場が生まれるのか。
ご担当の東條様に伺ったお話とともにご紹介します。
■ DIC株式会社「Radilys」とは
Radilysは、生花に特殊染色液を吸収させ、ブラックライトを照射させることにより 鮮やかに発光させる、DIC株式会社の技術です。可視光下では生花の鮮やかな彩りを、ブラックライト照射下では花びらや葉の内部から浮かび上がるような発光を見せる、まったく新しい花の魅せ方です。

■黒背景づくりの"あるある"課題:『一般的な暗幕では、こうはいかない』
可視光とブラックライトを照射して撮影したブース。(撮影:暗素研)
部屋の中には、生花で縁取られたフレーム状のフォトスポットが設置されていました。
来場者が中央に立って記念撮影ができる、来場者参加型のブースです。
このフォトスポットの背面(壁)には、暗素研の特級暗黒布「太黒門」が使用されていました。
光吸収率99.9%の太黒門なら、「花は2度咲く」というコンセプト通り、可視光でも、ブラックライト照射時でも背景の反射を抑え、被写体をきれいに見せることができます。
東條様からは「一般的な暗幕を壁に設置すると、反射でグレーっぽくなったり、皺が見えてしまう。
太黒門だと、撮影して編集しないでそのまま使える。
今まではPhotoshopなどの編集ソフトで修正していたので、時間がかかることもありました。」というお話も伺いました。
この言葉には、黒背景を必要とする現場が抱えるリアルな課題が凝縮されています。
整理すると、次のような特徴があったといえます。
| 項目 | 一般的な暗幕 | 太黒門 |
|---|---|---|
| 質感 | 光の反射でグレーっぽく写る | 反射を抑え、深みのある黒を維持 |
| 見た目 | 皺が写り込んでしまう | 皺が目立たず、なめらかな黒背景 |
| 編集作業 | Photoshop等での黒つぶし補正が必要 | 撮って出しでそのまま使用可能 |
撮影後の編集工程を省けるというのは、非常に大きなメリットです。
撮った写真をその場でSNSに投稿してもらう、といった来場者体験の設計にも直結します。
「暗素研の名前の通り、真っ黒だと思いました」
東條様からいただいた、組織名を体現するこの一言は、何よりの評価です。
■ 発光する花には、発光を"邪魔しない"黒が必要
↑可視光での撮影(左) ブラックライト照射時での撮影(右)
細部の葉脈も見ることができ、生きている花だからこそできる美しい表現です。
(撮影:DIC株式会社 RADilys)
Radilysのような発光技術にとって、背景の黒は単なる「装飾」ではなく、発光そのものを美しく見せるための必須条件だと言えます。
背景がわずかでも反射したり、色味を持っていたりすると、本来の花が放つ彩りや、発光色に目が行きにくくなってしまいます。太黒門による限りなく無に近い黒があるからこそ、Radilysの発光がノイズなく際立つ——今回の取材で強く感じたポイントです。
■ 設置面(テーブル)には、太黒門ではなく「黒色無双・絨」を選択

↑オブジェとしても、インスタレーションとしてもきれいで、人目を惹きます。
(撮影:暗素研)
フォトスポットの壁面には太黒門が使われていた一方、物を置くテーブル面には、暗素研のカーペット素材「黒色無双・絨」が使用されていました。
東條様によると、太黒門は壁面には最適な一方、物を置く設置面では跡が残りやすいという実感があったそうです。
そこで設置面には絨毯素材「黒色無双・絨」を選ばれたとのことで、黒さも十分に保たれているとお話しされていました。
これは、以前ご紹介した「黒色無双・絨」の記事
(【プロ実証】物撮りの黒背景づくり!床の反射を消すカーペット「黒色無双・絨」)
でも触れた内容と一致します。
- 壁面・垂直面 → 太黒門(軽量・反射抑制・皺なし)
- 設置面・水平面(物を置く場所) → 黒色無双・絨(耐久性があり、跡がつきにくい)
実際に、ガラスドームに入ったオブジェのような重みのあるディスプレイも、黒色無双・絨の上に置かれていました。
重みでシワになったり、毛が倒れて反射したりする心配がなく、安定した黒を保てるのは、素材選定の観点でとても実務的な知見です。
「垂直面には太黒門、水平面には黒色無双・絨」——これは暗素研ユーザー訪問記に共通する、素材選びの黄金則と言えそうです。
■ まとめ:発光する花の魅力を、黒が支える

花を通して、内部の色も見ることができる。新しい色の表現です。
撮影 : DIC株式会社 Radilys
今回訪問したDIC株式会社様のRadilysでは、「発光する花」という唯一無二の技術と、暗素研の黒素材が組み合わさることで、可視光・ブラックライトの両方できれいに見える撮影環境が実現されていました。
・壁面 → 太黒門で、反射なし・皺なしの背景を実現。編集工数も削減
・設置面 → 黒色無双・絨で、重量物を置いても跡が付かない安定した黒を維持
「光も、花の色も、黒背景と相性が良い」
「暗素研の名前通り、真っ黒」
——東條様からいただいたお言葉は、暗素研が目指す"黒"のものづくりへの何よりの評価だと感じています。
展示会のフォトスポットやプロダクト撮影で、「背景の反射」「編集の手間」にお悩みの方は、ぜひ一度、暗素研の黒素材をお試しください。
DIC株式会社 東條様、このたびは貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
これからも「暗素研ユーザー訪問記」では、暗素研製品をご活用いただいている企業やクリエイターの皆様を訪問し、活用事例をご紹介していきます。
・ DIC株式会社「Radilys」に問い合わせる:DIC株式会社 公式サイト
明るい空間では生花本来の自然な色彩を、暗い空間では幻想的な輝きを鑑賞できる、新しい空間演出ができます。
👇今回の取材でご紹介した「超低反射素材」の詳細はこちら
・ 手軽に暗黒空間を作れる【太黒門】
・ 重量のある製品や床面の撮影にも最適【黒色無双・絨】
ではまた次回。
シェア:

