文化財保護の研究にも使われる「黒」!太黒門でノイズ低減!

みなさま、こんにちは。
暗素研のサクライです。
弊社の黒色素材、宇宙開発に使われたり、植物の標本撮影に使われたり、光学製品の迷光防止に使われたり、本当にさまざまな分野で使っていただいています。
そんな中、今回、東京文化財研究所様にて、文化財保護の研究に「太黒門」を使っていただいているという話を聞きつけて、わたくしサクライが取材に行きましたので、その様子を記事にしていきたいと思います。
ある日、弊社のECショップに東京文化財研究所様から注文が入りました。
東京文化財研究所?住所を調べると、上野公園のすぐ近くです。
もしかしてこれは、美術館や博物館に関係する研究をしている機関でしょうか?
そんな研究所が弊社の素材をどのように使用いただいているのでしょうか?興味津々です。
購入いただいた東京文化財研究所の片渕様にメールで用途を伺うと
「資料やサンプルを測色計やハイパースペクトルカメラで測定する際に使用しております。特に布や紙などの透けやすい素材の測定時に助かっております。」
という回答をいただきました。
透けやすい素材の測定に弊社素材を使っていただいている?
それは初めての用途、是非実際にどのように使われているか見たい!ということで取材を申し込むと、快くOKいただきました。
桜も咲き始めた春の陽気のなか、上野まで取材へgo
東京文化財研究所に到着しました。上野駅から公園を抜けて、鶯谷駅のすぐ近く。
こんなところにそんな研究機関があるとは初めて知りました。
たしかにここなら、博物館や美術館と連携するにはもってこいの場所ですね。
早速、所内に潜入して、西田様、片渕様に取材を開始しました。
どうやら、東京文化財研究所では文化財をハイパースペクトルカメラで測定して、その反射の傾向から素材の組成を同定しているようです。
特に顔料や染料の同定で力を発揮する技術のよう。染められた布や壁画、絵画などをこれで研究しているということです。
その中でも、薄い布や紙のサンプルは測定するときに光がサンプルを透過して、下の素材からの反射も拾ってしまうのだそう。
もちろん、下の素材の反射も測定しておいて、サンプルをのせた場合とのせない場合の差分で計測するのですが、原理的には反射はすくないほうがいい、ということで弊社の黒色素材を使用いただいているようです。
背景からの不要な反射光を極限まで抑えることで、薄い素材を透過した後の測定値から背景由来のノイズを正確に除外でき、素材本来のスペクトルデータを精密に抽出できるのですね。
実際に測定の様子なども写真に撮らせていただいたのでご覧ください。
弊社の素材が日本の文化財保護の研究に役立っているということが知ることができて、とてもよかったです。
お話を伺う中で、カメラが近赤外線領域までカバーしていることが判明!
ここで、弊社の『IR1500』が持つ近赤外吸収特性こそ、この環境に最適ではないか?というアイデアが浮かびました。
実は、「太黒門」は可視光領域ではとても反射率が低く黒いのですが、赤外線領域では急激に反射率が大きくなってしまう特徴があります。そこで、このような測定には近赤外吸収布「IR1500」のほうが適しているかもしれない、ということで後日サンプルをお送りすることを約束して取材を終えました。
もしこれでさらに測定の精度が上がれば、われわれとしても嬉しいかぎりです。
今回、文化財の研究に使っていただいていることが分かった弊社の黒色素材。
世界一黒い布「太黒門」や近赤外吸収布「IR1500」など、他にはない特性の素材をそろえておりますので、研究や開発にお役に立つラインナップになっていると思います。特に研究開発には以下の素材がオススメです。
測定環境での反射でお悩みの際は、お気軽にご相談ください。
それでは今回はこの辺で。
暗素研のサクライでした。
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