FOR NIR SENSOR
センサーにとっての黒を選ぶ。

近赤外センサーのための、
光を消す黒。

可視光で真っ黒に見える素材も、
近赤外では光を返すこともあります。
人の目には黒く、センサーには白い――
そんな迷光を近赤外まで抑える、4つの黒色素材があります。

背景映像:スマートフォンの顔認証用ドットを近赤外線カメラで撮影。左は一般的な黒い布、右は近赤外吸収植毛布IR1500。

── 人の目には黒い。センサーには、白い。

黒アルマイトや一般的な黒い布は、可視光ではしっかり黒く見えます。
ところが700nmを超えたあたりから反射率が上がり、近赤外を使うカメラやセンサーには「白い面」として写ります。
部品が黒いから大丈夫、とは限りません。

可視光で撮影したファインシャットSPと黒アルマイト処理アルミ板。どちらも黒く見える
VISIBLE ─ 可視光で撮影どちらも黒く見えます。
近赤外で撮影したファインシャットSPと黒アルマイト処理アルミ板。黒アルマイトだけが白く写っている
NEAR INFRARED ─ 近赤外で撮影黒アルマイトだけが白く写ります。

分光反射率の比較(250〜2500nm)

線が下にあるほど、光を吸収しています。グラフに触れると各波長の数値を表示します。

グラフをタップすると各波長の反射率を表示します。左右にスワイプで移動できます。

縦軸は対数目盛です。全半球反射率・入射角(AOI)8°、外部試験機関にて分光光度計 SolidSpec-3700DUV(島津製作所)で測定。
グラフは10nm間隔で表示しています。数値は代表値であり、保証値ではありません。黒アルマイトは市販の光学ステージ用プレートを測定した比較参考データです。

数値で見る(550 / 950 / 1500 / 2500nm)
全半球反射率(%)。小さいほど光を吸収します。
素材550nm950nm1500nm2500nm
近赤外吸収植毛布IR15000.26%0.30%0.45%0.72%
黒色無双・絨0.29%0.34%0.31%0.38%
ファインシャットSP1.2%1.2%1.4%1.9%
ファインシャット極0.70%0.72%0.74%0.91%
ファインシャット極XX0.52%0.56%0.60%0.63%
黒色無双IR2.4%2.5%2.5%2.7%
無反射植毛布NF0.29%9.9%43.7%10.2%
特級暗黒布 太黒門0.10%37.7%19.0%2.0%
黒アルマイト(比較参考)5.4%75.4%87.2%71.9%

黒アルマイトが近赤外で反射する理由を詳しく →

製品を比べる

近赤外吸収植毛布IR1500 製品写真
黒色無双・絨 製品写真
ファインシャットシリーズ 製品写真
黒色無双IR 製品写真
製品名

近赤外吸収植毛布IR1500

暗室・背景に最適

黒色無双・絨

床・暗室に最適

ファインシャットシリーズ

機器の内部に最適

黒色無双IR

複雑形状に最適リスト規制該当製品
説明文
可視〜近赤外(2500nm)まで高吸収の植毛布。
LiDAR・センサー開発、暗室の内壁に。粘着有/無 選択可。
世界初の「踏める」超低反射床材。
可視〜近赤外まで吸収し、暗室・計測スペースの床に。洗える・制電設計。
厚み0.22mmからの薄型フォーム。
発塵が少なく、光学機器の内部に。JAXAの地上望遠鏡にも採用。
近赤外を吸収する水性塗料。
シートが貼れない複雑形状・奥まった内部に。放熱用途にも。
光吸収率
550nm全半球反射率から算出・AOI 8°
99.7%
99.7%
98.8%(SP)
97.6%
光吸収率
950nm
99.7%
99.7%
98.8%(SP)
97.5%
光吸収率
1500nm
99.5%
99.7%
98.6%(SP)
97.5%
耐接触性
○ 触れる
◎ 踏める
○ 触れる極・極XXは△
× 接触不可
耐水性
× 水濡れ不可
○ 洗える
○ 水濡れ可
△ 水濡れ注意
発塵の少なさ
× 発塵あり
△ やや発塵
◎ 低発塵
△ やや発塵
価格
¥1,540〜
A4・のり無し
¥4,950〜
500mm角タイル
¥1,540〜
SP0.4・245×200mm
¥3,300
100mL
製品ページ
近赤外吸収植毛布IR1500 製品写真

近赤外吸収植毛布IR1500この用途におすすめ

説明文可視〜近赤外(2500nm)まで高吸収の植毛布。暗室の内壁・計測背景に。
光吸収率 550nm99.7%
光吸収率 950nm99.7%
光吸収率 1500nm99.5%
耐接触性○
耐水性×
発塵の少なさ×
価格¥1,540〜 (A4)
黒色無双・絨 製品写真

黒色無双・絨この用途におすすめ

説明文「踏める」超低反射床材。暗室・計測スペースの床に。洗える。
光吸収率 550nm99.7%
光吸収率 950nm99.7%
光吸収率 1500nm99.7%
耐接触性◎
耐水性○
発塵の少なさ△
価格¥4,950〜 (500mm角)
ファインシャットシリーズ 製品写真

ファインシャットシリーズこの用途におすすめ

説明文0.22mmからの薄型フォーム。低発塵で光学機器の内部に。
光吸収率 550nm98.8%
光吸収率 950nm98.8%
光吸収率 1500nm98.6%(SP)
耐接触性○
耐水性○
発塵の少なさ◎
価格¥1,540〜 (245×200mm)
黒色無双IR 製品写真

黒色無双IRこの用途におすすめリスト規制該当製品

説明文近赤外を吸収する水性塗料。シートが貼れない複雑形状に。
光吸収率 550nm97.6%
光吸収率 950nm97.5%
光吸収率 1500nm97.5%
耐接触性×
耐水性△
発塵の少なさ△
価格¥3,300 (100mL)

光吸収率は、外部試験機関で測定した全半球反射率(入射角8°)を100%から差し引いた値です。黒色無双IRは外為法のリスト規制該当品のため、国内販売のみです。

よくある質問

黒アルマイトや一般的な黒い布ではだめですか?

可視光では十分に黒く見える素材でも、近赤外では大きく反射することがあります。
当社の実測では、黒アルマイト処理アルミ板の反射率は550nmで5.4%ですが、950nmで75.4%、1500nmで87.2%に達しました。可視光向けの黒い布(当社の無反射植毛布NF)も、1500nmでは43.7%を反射します。

近赤外を使うカメラ・センサーの周りには、近赤外まで低反射を保つ素材をお選びください。
このページ冒頭の映像も、スマートフォンの顔認証用ドット(近赤外)を一般的な黒い布と近赤外吸収植毛布IR1500に当てて撮影したものです。
※全半球反射率・入射角8°、外部試験機関で測定。

サーモグラフィ(熱画像カメラ)にも使えますか?

このページの反射率データは、近赤外(〜2500nm)までの実測値です。サーモグラフィが使う8〜14μm付近の波長については、近赤外吸収植毛布IR1500・ファインシャット・黒色無双・絨の実測データはありません。

黒色無双IRは、中赤外域(2〜20μm)の吸収率95%以上(カタログ値)、熱放射率0.98で、光沢のある金属の温度測定の補助や放熱用途にお使いいただいています。
→ 黒色無双IRの詳細を見る

近赤外吸収植毛布IR1500は光を通しませんか?暗室の遮光にも使えますか?

近赤外吸収植毛布IR1500は光を「吸収」するための素材で、「遮光」のための素材ではありません。基布が織物のため、糸の隙間からごくわずかに光が透過します。
完全な遮光が必要な場合は、遮光性のあるシートを裏側に併用してください。

掲載している反射率は保証値ですか?

掲載している数値は代表値です。とくに近赤外吸収植毛布IR1500は繊維製品のため、生産ロットや毛倒れによって反射率にばらつきが生じます。仕様書などで規格値の提示が必要な場合は、用途と条件をお知らせください。個別にご相談のうえ回答します。

また反射率は、測定器・波長範囲・入射角・測定方式(全半球反射率か正反射率か)によって大きく変わります。当社の数値はすべて全半球反射率(入射角8°)です。
→ 規格値・測定条件について問い合わせる

レーザーや疑似太陽光など、強い光源の近くで使えますか?防炎品はありますか?

近赤外吸収植毛布IR1500は防炎・難燃規格に対応しておらず、直火で着火します。高出力光源による蓄熱の影響は到達温度によって変わるため、一律に「使用可能」とはお答えできません。実機やサンプルでの事前の加熱検証をおすすめします。

黒色無双・絨は防炎試験をクリアしていますが、防炎表示者としての登録手続き中のため、現在は防炎シール付きの正規品としての販売ができません(取得見込み時期は個別にお問い合わせください)。
→ 使用環境・防炎について問い合わせる

海外の拠点や取引先に送れますか?

黒色無双IRは外為法のリスト規制に該当するため、輸出には対応しておりません(国内販売のみ)。

近赤外吸収植毛布IR1500・ファインシャットシリーズはリスト規制には非該当ですが、キャッチオール規制の対象です。海外への出荷や再輸出の際は、用途とエンドユーザー(会社名・業種・国名)を確認させていただきます。

部品の形に合わせたカットや、貼り付けまで頼めますか?

ファインシャット・近赤外吸収植毛布IR1500は、レーザーカットによる精密なオーダーカット(0.1mm単位で寸法指定)に対応しています。お客様支給の部品へ、カットから貼り付けまでを一貫してお請けすることも可能です。
黒色無双IRは、塗装代行をオーダーメイドで承ります。
形状・数量・公差をお知らせいただければ、個別にお見積もりします。
→ レーザーカット加工サービスを見る

波長と条件から、技術相談できます。

「この波長で使えますか」「この形状に加工できますか」「何m²必要ですか」——
仕様を検討している段階からご相談ください。

技術相談・お見積もり
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