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映像作品が映える黒い空間の作り方|暗黒スタジオの実例と素材の選び方

撮影:KILL LIGHT STUDIO

💡 この記事の結論:光や映像、スモークを使った表現は、壁や床の反射が少ない黒い空間で、作品の光だけが浮かんで見えます。その実例が、世田谷の暗黒スタジオ「KILL LIGHT STUDIO」です。
記事後半では、黒い素材のご紹介もします。

こんにちは。暗素研の小笠原です。
2026年10月16日に、暗素研のメンバーで、KILL LIGHT STUDIOにお邪魔してきました。
この記事では黒い空間で映える表現の実例と、同じ空間を作るための素材の選び方を、写真と一緒にご紹介します。


暗い空間に縦長のモニターが並び、青い背景の色とりどりの花の映像が浮かんで見える。壁や床は、ほとんど見えない

暗黒スタジオに浮かぶ、花の映像
(撮影:KILL LIGHT STUDIO)

映像作品を展示する際、壁や床が明るいと、画面のまわりに反射が生まれて映像の光がまわりの明るさに混ざってしまいます。
壁と天井、床を光の反射を抑えた黒にすると、空間の境目が見えにくくなって作品の光だけが浮かんで見えるようになります。

KILL LIGHT STUDIOでは、次のような表現を暗黒の空間で撮影ができます。

・縦長のモニターに映した、花の映像作品
・レーザー光とスモークを使った演出
・ポートレートの撮影

 

実例:KILL LIGHT STUDIO(世田谷)

KILL LIGHT STUDIOは、東京都世田谷区にある暗黒スタジオです。
壁と天井、床に、光の反射を大きく抑えた黒い素材を使用しています。
レーザー照明とスモークマシンがあり、MV撮影やポートレート撮影もできます。
今後は、光、音、スモークを使った展示や演出、撮影をさらに行っていく予定とのことです。


この記事では、2026年10月に行われた展示のご紹介をいたします。
暗黒のスタジオでどんな表現ができるのか、ご覧ください。

スタジオの黒い床に、手を置いた様子。手のまわりは暗く、何もないかの様に見える。 スタジオの黒い床に、手を置いた様子。手のまわりは暗く、何もないかの様に見える。


2026年10月:花をテーマにした展示


ずっと見入ってしまう花の映像(撮影:暗素研)

作品名:DREAM
作家名:HEART BOMB

展示は、花をテーマにした作品です。
スタジオの中と、ラウンジスペースにそれぞれ展示されています。
映像だけでなく、音や匂い、五感で体感ができる展示です。
来場者に好評で、公開が2026年12月まで延長されたとのこと。(2026年10月時点)
鑑賞を希望される方は、後述する予約方法までご連絡ください。

スタジオの中:暗闇に、花の映像だけが浮かぶ

スタジオに入ると、壁と天井、床がどこにあるか分からないような、暗黒の空間が広がっています。
そこに、縦長のモニターが、高さを変えて、いくつも並んでいました。
モニターには、色とりどりの花の映像が映っていて、細部まできれいで見入ってしまいます。


黒い壁に縦長のモニターが並び、橙色の背景に、液体が飛び散る菊やバラの映像が映っている。壁は、ほとんど見えない
2026年10月の展示。黒い壁に縦長のモニターが並び、橙色の背景に花が映っている。
光を吸収する黒色のため、壁そのものが見えない。(撮影:KILL LIGHT STUDIO)

映像の花の色は、時間とともに橙、青、白と変わります。壁と床が黒いので、画面のまわりの壁は、ほとんど見えません。
モニターだけが、空中に浮かんでいるように見えました。

 

ラウンジスペース:黒い壁に、作品が浮かぶ

スタジオの外にあるラウンジスペースにも、作品が展示されていました。作品の後ろの黒い壁には、無反射植毛布が使われています。

無反射植毛布を使った黒い壁に、レーザー光とスモークの写真、バラ、菊、アジサイなどの花の写真が並ぶ。ラウンジスペースの展示
無反射植毛布を使った黒い壁に、レーザー光とスモークで演出した写真、バラ、花の写真が並んでいる
(撮影:KILL LIGHT STUDIO)

作品のまわりが暗く沈むので、花の色や形が際立って、鮮やかに見えます。

展示作品

青い背景に、ピンクの液体が飛び散るユリのような花の映像。HEART BOMBの作品「DREAM」 橙色の背景に、赤と黒の液体が垂れるランの花の映像。HEART BOMBの作品「DREAM」

色鮮やかな花と、小さな水滴。
(撮影:KILL LIGHT STUDIO)

作品名:DREAM
作家名:HEART BOMB

KILL LIGHT STUDIOでは、今後も光や音、スモークなどでの展示や演出、撮影を行っていく予定とのことです。引き続き、KILL LIGHT STUDIOの演出を取材していきたいと思います!


※今回ご紹介した展示は、2026年12月頃まで公開を延期予定とのことです。
予約は、X、Instagram、メールから可能です。
写真や映像だけでは伝えきれない没入感があります。ぜひご体感ください。
(2026年10月時点)

KILL LIGHT STUDIO X アカウント

https://x.com/KILLLIGHTSTUDIO

KILL LIGHT STUDIO Instagram アカウント

https://www.instagram.com/killlightstudio


同じ黒い空間を作るには:素材の選び方

スタジオの壁と天井には無反射植毛布NF、床には黒色無双・絨が使われています。
展示や撮影の空間を作るときは、場所や目的で、素材を選びます。

場所・目的 素材 数値(代表値)
広い面(壁、パネルなど) 無反射植毛布NF 全反射率0.3%
床 黒色無双・絨 (絨毯素材) 光吸収率99.7%

※数値は、各製品ページに記載の代表値です(全反射率は、550nmの全半球反射率。外部試験機関での測定)。保証値ではありません。測定条件は、各製品ページをご覧ください。


素材を選ぶときに、知っておいていただきたい点です。


・無反射植毛布NFと太黒門は、起毛布です。パイルの落毛があります。
・水に濡れると、毛が寝てしまい、乾いても元に戻りません。
・床の黒色無双・絨は、踏めて、洗える素材です。


ご使用の前に
設置する場所の管理者と、各製品ページの注意事項も、あわせてご確認ください。

スタジオのご利用・お問い合わせ

・スタジオ:KILL LIGHT STUDIO
・住所:東京都世田谷区砧3丁目5番9号コートヴェール2F
・アクセス:小田急線「祖師ヶ谷大蔵駅」より徒歩約12分
・最新の展示、ご利用方法はスタジオの公式サイトでご確認ください

よくある質問

Q. 光や映像の作品は、どんな空間だと映えますか?
壁や床の反射が少ない黒い空間だと、空間の境目が見えにくくなって、作品の光だけが浮かんで見えます。KILL LIGHT STUDIOは、その実例です。


Q. 同じような黒い空間を、自分でも作れますか?
素材を選べば、作れます。広い面には無反射植毛布NF、いちばん深い黒にしたい面には太黒門、床には黒色無双・絨があります。広さや使い方で迷ったら、お気軽にお問い合わせください。


Q. KILL LIGHT STUDIOの壁や床には、どんな素材が使われていますか?
壁と天井に無反射植毛布NF、床に黒色無双・絨が使われています。待合室の展示パネルには、無反射植毛布が使われています。


Q. 今後の展示の予定は、どこで分かりますか?
KILL LIGHT STUDIOの公式サイトで確認してください。


Q. 展示の撮影やSNSへの投稿はできますか?
撮影や投稿は自由にできます。

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